村上宗隆は日本人単独最多56号お預けも…55号で並ぶ王貞治との「類似点」と「非なるもの」

公開日: 更新日:

「逆方向にも本塁打を打てるところが、王さんや松井と大きく違うところ。村上には引っ張る意識があまりないので、大振りをしないでコンパクトにヘソの前でボールを捉えられる。55号(レフトスタンド)がそうだったように、だからセンターから逆方向に打てる。松井とは違い、村上は右翼ポール際へ引っ張った本塁打があまりない。松井が50号を放った時(2002年=28歳)より、今の村上の方がすごいと思いますよ」

 内田氏が続ける。

「村上はトップの位置からインパクトにかけて『ダウンブロー』のように上からバットを入れて、ボールに逆スピンをかけて打球を飛ばす。私は現役時代に王さんのスイングを見ているが、確かに軌道が似ているところはある。私が見てきた中でタイプが似ているのは、高橋由伸阿部慎之助筒香嘉智の3人のスラッガー。由伸はタイミングの取り方こそ違うけど、上から叩いて打球を飛ばしていた。慎之助と筒香は、スピンをかける練習を徹底的にやっていた。王さん超えどころか、日本新記録の61本を打って欲しいですね」

 残りは14試合ある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”