森保ジャパンが米国に2-0の快勝 W杯2カ月前“ぶっつけ本番”戦術変更の吉か凶か?
FIFAランク24位の日本代表が、同じカタールW杯出場国でランク14位と格上の米国代表を一蹴した。ドイツ・デュッセルドルフで23日に行われたテストマッチをFW鎌田大地、MF三笘薫のゴールで2-0の快勝劇を収めたのである。
この試合で森保一監督は、W杯最終予選中盤以降に敷いた4(DF)-3(MF)-3(FW)の布陣を森保ジャパン発足時からの定番だった4-2-3-1に変えた。
守備力の求められるボランチを1人から2人に増やし、3トップを1トップ+トップ下のスタイルに変更。俊足FW前田大然が前線で1トップを張り、トップ下には所属するフランクフルトで欧州EL制覇の立役者となり、今季公式戦でも6得点・3アシストと絶好調の鎌田が入った。
W杯開幕まで2カ月を切った時期での戦術変更のうえ、最終予選終盤に招集外と冷遇した鎌田を攻撃の差配役であるトップ下に据える。いかにもぶっつけ本番感がアリアリだが、「結果的にはW杯本大会初戦の強敵ドイツ戦に向けて収穫は多かった」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。