不調の吉田麻也にケガの冨安…W杯で正CBコンビ不在危機、森保監督に善後策はあるのか?
欧州組日本代表選手を現地視察中の森保一監督(54)は、不安でメシもノドを通らないのではないか? DFラインを統括する吉田麻也(34)と冨安健洋(23)の正CBコンビが、カタールW杯でアテにならない危険性をはらんでいるからだ。
イタリア1部サンプドリアから今夏、ドイツ1部シャルケに移籍した吉田は、今季開幕戦でキャプテンマークを巻いてスタメン出場するなどクラマー監督から厚い信頼感を寄せられていた。
しかし、序盤4試合が2分け2敗に終わり、中でも6失点を喫した8月27日のウニオン・ベルリン戦では「DF陣で最も脆弱なパフォーマンスに終始してすべての失点に絡んだ」と地元メディアに酷評されてしまった。
30日、吉田にとってショッキングな報道が流れた。シャルケが英プレミア・リバプール所属の20歳のオランダ人DFファンデンベルフの緊急移籍を発表。身長189センチの新鋭に正CBの座を奪われた場合、試合勘などの問題から吉田自身のパフォーマンスが一気に低下してしまう恐れもある。
CBの相方である冨安は昨季、たび重なるケガのため日本代表で出た最後の試合は「2021年11月16日のW杯最終予選・オマーン戦」までさかのぼる。9月の日本代表の欧州遠征で試合に出たとしても「10カ月ぶりの代表試合」である。