本場PGAツアー「ZOZO」今年も開幕で…国内男子ツアーのショボさがますます浮き彫り
ちなみに、先週の国内男子ツアーのV賞金は1000万円。今季、最も優勝賞金が高額なのは来週行われる日本オープンの4200万円だ。
ツアー関係者が言う。
「先週、LIVに参戦しているD・ジョンソンの初代年間王者が決まり、26億円を超えるボーナスを獲得したので驚いた。同時に、LIV第6戦に出場していた谷原(秀人)は最下位の47位でも約1740万円の賞金を手にして、こちらも話題になった。国内で同時に開催されていた『バイ・ザ・プレーヤーズ』に勝った小林伸太郎の賞金が1000万円でしたからね」
関係者は続ける。
「金満LIVゴルフの高額賞金を羨ましがる若手は多いですが、実績と名前がなければお呼びはかからないし、LIVに対抗するため賞金がアップされた米ツアーへの参戦にしてもハードルは高い。ZOZOを見に来るファンを見れば、男子ゴルフに興味がある人はたくさんいるわけです。スター選手が出てきて国内ツアーが盛り上がれば、状況は変わるかもしれませんが、若手の有望株は欧州ツアーや米下部ツアーのQスクールに挑戦して、米ツアーを目指すという。国内ツアーの未来は明るくないですね」
日米ツアーの格差は広がるばかりだ。