三笘薫は先発か、ジョーカーか…本人は「GSで勝つことだけを考えている」とキッパリ
こう語るように、三笘は今夏赴いたブライトンでの経験をヒントにしつつ、W杯での打開策を自分なりに模索しようとしている。筑波大卒で思考力の高いインテリの彼ならば、W杯で相対するドイツのケーラー(ウェストハム)ら世界トップクラスの右SBを抜き去る術を見いだせるはずだ。
現状では、W杯本番もジョーカーがメインになるだろうが、その方が彼自身も限られた時間に集中してパワーを発揮できる。そう前向きに考え、日本を勝たせることにフォーカスしてほしい。
■ヌルヌルドリブルでDFをキリキリ舞い
三笘に望むのは、日本がW杯の切符をつかんだ2022年3月のW杯アジア最終予選・豪州戦(シドニー)の再現だ。ドイツ戦の後半から登場することになる彼が、切れ味鋭い<ヌルヌルドリブル>で屈強なDFたちをキリキリ舞いにし、日本が下克上を果たす──。そんな結末になれば理想的である。
「自分がドリブラーだと証明することは考えていない。グループステージで勝つことだけを考えている。結果に結びつくパフォーマンスならドリブルがなくても大丈夫」と言い切る献身的な三笘なら、きっと何かを成し遂げてくれるだろう。