不満も噴出! 衝撃走った「大迫勇也落選」と「柴崎岳セーフ」サプライズ選考の真相
「柴崎は代わりのいない選手」
もう一つのサプライズは、1本の不用意なパスから立場が急変した柴崎岳の選出である。
昨年10月のサウジアラビアとのW杯アジア最終予選第3戦で、CB吉田へのパスミスから決勝点を献上。不動のボランチからベンチ要員に格下げとなった。ポジション争いを演じていたセルティックのMF旗手怜央が落選したこともあり、ネット上では「柴崎ではなく、入れるのは旗手だろ」と森保監督の選考に対する不満が噴出。日本代表のオフィシャルサプライヤーでもあるアディダスと契約していることもあり、「スポンサー枠か?」といったコメントも寄せられた。しかし、「柴崎は代わりのいない選手です」と前出の六川氏がこう続ける。
「近代サッカーではあまり見られなくなりましたが、中盤の底からゲームを組み立て、試合の流れを落ち着かせられるプレーメーカーで、森保監督好みの選手。古典的な司令塔タイプが他にいないので、ベンチに置いておきたいのでしょう」
カタールW杯グループリーグ初戦のドイツ、第3戦のスペインより楽な相手である(第2戦)コスタリカ戦でキーマンの遠藤を休養させるプランがあり、代役としてスタメン出場の可能性もある。「ライバルなき控え選手」として柴崎は選ばれたことになる。