三笘薫は“万年”ジョーカーかスタメンか…「ヌルヌルドリブル」を殺さない森保監督の戦略は?
日本の「切り札」が初のW杯切符を手にした。
右足首の負傷で所属するブライトンを一時離脱し、その影響が心配されていた三笘薫が代表入り。「(三笘)薫の存在自体が戦術」とまで言う森保監督は、昨年11月のオマーン戦で三笘を初招集して以降、出場した9試合中6試合で途中起用している。日本がカタールW杯出場を決めた3月24日の豪州戦では、後半39分からピッチに立つと、約10分間で2得点。鋭い突破力と決定力で指揮官の期待に応えてきたが、当の本人は「切り札」「ジョーカー」の役割をよしとしていないという。
■「スタメンで出たい」と猛アピール
「代表戦後の会見でも、『先発で出たい?』という報道陣の質問に、『もちろんです』と即答するのが常。途中出場だから結果が出ているーーという見方に忸怩たる思いを抱いていて、『自分ではスタメンでもできると思っている』とハッキリ、口にしています。代表OBや関係者の間でも、“先発すれば守備の負担を強いられ、ここぞというときの突破力に影響する”という声がある一方、“局面を一気に変えられるあのドリブルと決定力をフルに活用しない手はない”と意見は分かれています」(サッカー記者)