朝倉未来「BreakingDown」はならず者の喧嘩か格闘技か…プロから批判もゆたぼんも参加意欲の引力

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■怖いもの見たさとわかりやすさ

 BreakingDownをきっかけに、インフルエンサーとして人気を獲得している参加者も少なくなく、BreakingDownが最短で成り上がるためのジャパニーズ・ドリームになっているという。

 だが、大会運営を巡り、批判的な声が上がっているのも事実。BreakingDown6本戦の前日会見では、出場選手が対戦相手に椅子を振り下ろし、ケガを負わせるアクシデントが起こった。

《子供達が見る影響を考えて欲しい。何も分からない子供達からしたらあれも格闘技だと思ってしまうし、それがメディアで放送されることで正しいものだと感じる》

 自身のツイッターでこうつぶやいたのが、K-1元3階級制覇王者の武尊(31)。武尊のほかにも、多くのプロ格闘家からも批判的な声が上がった。

教育上よくないということであれば、OUTSIDERと同様、刺青を入れた男たちが大勢参加するなど、元反社の巣窟のようになっています。実際、オーディションで注目を集めた参加者がその後、違法薬物の取引を巡るトラブルで逮捕される一件もありました。ただ、普段お目にかかれない危険そうな男たちの混ざり合いを見たいという欲求に応えられている点と、茶番ともとれるようなディスり合い、闘いを通して乱闘していた者たちの間で友情が芽生えるなど、わかりやすさもウケている要因ではないでしょうか。ただ、明らかに鍛えていない素人によるケガの危険性も含め、多くのプロが発言するように、これを格闘技と見られるのに拒絶反応を示す声は少なくありません。単なるエンタメと一蹴したくなる気持ちもわからないでもありません」(前出の格闘技ライター)

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