ウルグアイFWスアレスが途中交代…晩節を汚しそうな太目残りの見せ場なし
欧州リーグを席巻した稀代のストライカーに往時の輝きはなかった。
ウルグアイのFWルイス・スアレス(35)が韓国とのグループリーグ初戦で精彩を欠いた。
チームには年齢的に今大会が最後になるベテランFWに花を持たせる意識があったのだろう。序盤からスアレスにボールを集めるが、見せ場すら作れない。前半21分には相手ゴール前のヘディングでの折り返しに反応が遅れ、決定機を逃す。後半18分、かつて「最強の2トップ」と恐れられた同じ年のカバーニとの交代でベンチに退いた。
所属クラブのナシオナルの公式サイトによれば、スアレスは身長182センチ、体重85キロ。全盛期と比べ体重は約2キロ増だが、実際はそれ以上に太目残り。パフォーマンスの低下は年齢的な衰えに加え、調整不足にも原因がありそうだ。
スアレスは開幕前、地元メディアの取材に「戦えるメンバーが揃ったのでW杯は期待できるはずだ」と話したが、自身の低調なプレーが続くようなら、晩節を汚しそうだ。