千賀滉大がメッツを選んで大正解の根拠 先発3、4番手にはエース級よりメリットが

公開日: 更新日:

 今季からメッツでプレーすることになった千賀滉大(29)は、いい球団を選んだと思う。

 バーランダー(39)とシャーザー(38)。メジャーの投手として最高の栄誉であるサイ・ヤング賞をそれぞれ3回ずつ受賞した絶対エースが2人いるだけに、千賀はおそらく先発3番手か4番手の位置付けになる。それによって何より大きいのは肉体的な負担が軽減されることだ。

 昨季、メジャーで規定投球回数(162)をクリアしたのは45人。エースや先発2番手はどうしてもそれくらいの投球回数を求められるが、千賀は規定投球回数に耐え得る体ではないと思う。

 2019年に自己最多の180回3分の1を投げると、翌20年は1月の自主トレ中に右足ふくらはぎ、2月には右ひじを痛めた。キャリアハイのイニング数を投げた反動だろう。

 昨年のCSは通常の中6日でなく中5日で登板したものの、わずか81球で降板。両足がつったといわれる。中4日登板などもってのほか。平均5回で年間28試合に登板してようやく140回に届く計算で、千賀はそれすら難しいかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ