「ダル先生」に侍J首脳陣もNPBもおんぶに抱っこ “前のめり”栗山監督とは真逆の存在感
「みんな大きいケガなくできていると思うので、楽しかったです。すごくみんな表情が明るくなったと思いますし、コミュニケーションもロッカールームでも楽しそうに話しているので、笑顔も増えました」
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27日、侍ジャパンが宮崎合宿を打ち上げ、チーム最年長のダルビッシュ(36=パドレス)は11日間をこう振り返った。
メジャーリーガーとして唯一、合宿に参加。山本(オリックス)、佐々木(ロッテ)ら後輩投手たちに惜しみなく自身の技術や知識を提供。若手とのコミュニケーションについて、「友達だと思って接すること。年齢とかはまったく気にしていない」と話した。
ダルからカットボールをレクチャーされた栗林(広島)はこう言う。
「僕のカットは、意識はしていないが横に大きく曲がる感じ。ダルビッシュさんのは、より真っすぐに近いです。握りだけを変えて真っすぐを投げるような感じ。練習していけば使えるかもしれないと思っています。ダルビッシュさんと僕、2種類のカットボールを使い分けることができれば、すごい武器になります」
合宿最終日のこの日も、26日の壮行試合で制球に苦しんだ松井(楽天)がダルから投球フォームなどについてアドバイスをもらっていた。
■野手とも積極交流
親しくしているのは投手に限らない。先日、山川(西武)、近藤(ソフトバンク)ら野手5人と寿司店で会食。同席していた大城(巨人)は「投手と野手では練習の場所や時間が違いますし、限られた時間しかない中でも、僕自身が見ていて、壮行試合の際のベンチでも、野手とも積極的にコミュニケーションを取ろうとしていると思います」と言う。