全米女子OP日本地区予選めぐり…プロから聞こえてくる「会場差別」のトンチンカン
ハナからわかっていることではないか。
来月15日にメジャー3戦目の全米オープンが開幕する。それに先立ち22日に茨城GC西Cで日本最終予選会が行われ、ガン・チャルングン(タイ)、永野竜太郎、石川遼の上位3人が出場権を獲得、名門ザ・ロサンゼルスCCの本戦に臨む。
来週は千葉の房総CC房総Gで全米女子オープンの同予選会がある。今年の本戦会場は、ゴルファーなら一度はプレーしたいペブルビーチGL。日本選手はすでにロレックスランク75位以内資格で14人が出場権を得ている。
男子は直前のツアー会場と予選会会場が同じつくばみらい市(茨城)にあり、移動が楽だった。
一方、女子はリゾートトラストレディスが終わった直後、静岡の浜松から東名高速道路を経て千葉に向かうことになる。
「予選会は早朝から1日2ラウンド(36ホール)ですから、ただでさえ体力的にきつい。163人(プロ105、アマ58)が参戦して6人が通過した昨年の予選会も、前日までアップダウンの激しい川奈ホテル富士C(静岡)が会場のフジサンケイレディスでした。『女子の予選会(会場)は男子と違ってツアー会場から遠いので差別だわ』と愚痴る者もいるらしいが、そもそも最終予選会の会場やスケジュールは最初から分かっていたこと。それに合わせた調整をするべきです」(ツアー関係者)