大谷悲願のPO進出どころかエ軍は借金地獄…勝ちにいって結果が出ないショックは過去5年以上
プレーオフを目指すどころか、借金生活に突入したのがエンゼルスだ。
日本時間14日現在、ア・リーグ西地区首位のレンジャーズとは11.5ゲーム差。プレーオフ進出圏内まで6.5ゲーム差で、なおかつ上の4チームを引きずり降ろさなければならない。
大谷翔平(29)は一昨年の本拠地最終戦直後の会見で、「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と言った。エンゼルスに加入して以降は、すべて負け越し。9月を待たずに終戦というケースがほとんどだったからだ。「ファンも球団自体の雰囲気も好きだが、それ以上に勝ちたい」とも。
そしてオフにFAになる今季、チームはプレーオフ進出が期待できる位置につけ、トレード期限を前に「買い手」に回った。過去5年はいずれも早々と白旗を揚げていたから、プレーオフ進出を目指したシーズン中の補強は大谷にとって初の経験になる。
ところが、トレード期限の8月2日以降、チームは3勝9敗。ぜいたく税を払ってまで補強しながら、上位との差は縮まるどころか開く一方なのだ。