大谷翔平が「休むのも仕事」と言い出した裏側…PS進出絶望的でチームに見切り、故障回避へ
大谷翔平(29)が日本時間12日、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。これで5月3日のカージナルス戦で休養を与えられて以来、87試合連続で先発に名を連ねた。
大谷はリアル二刀流で出場した10日のジャイアンツ戦で今季10勝目(5敗)をマークし、あのベーブ・ルースですら実現できなかった2年連続「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」の快挙を成し遂げた。
その一方で珍しく自らの休養のことに言及した。二刀流としてのノルマを達成した大谷は「もっともっと今年中に積み上げられるように頑張りたい」と前向きな姿勢を見せながらも、疲労度について聞かれると「休みが必要なら、休むのも仕事として大事かなと思う」と口にしたのだ。
これまで、自打球で足が腫れたり、水分不足から全身のけいれんを起こした際に「痛みは残っている」「疲労がある」などと明かしたことはあっても「休養」を口にしたことはなかった。
リアル二刀流3年目の今季は3月のWBCで投打にわたってフル稼働したこともあり、「ユニコーン(現実離れした存在)」といわれる大谷でもさすがに疲労がピークに達している。ここまで、ほぼフル出場してきただけに、休養したくなるのは当然だが、自ら「休むのも仕事」と言い出したのは、単なる疲労だけが理由ではなさそうだ。