阪神には本命不在…18年ぶり「アレ」ならセMVPは誰? Vチーム以外からの選出は3人のみ
優勝マジック28が点灯中の阪神の周辺では、優勝時に誰がMVPになるのかが話題になっているという。
いまの阪神には、昨季三冠王でMVPを受賞したヤクルト・村上のような突出した成績を挙げる選手はいない。現在8勝をマークする大竹は規定投球回に達しておらず、村上もリーグ2位の防御率1.99で最優秀防御率を狙える位置にいるものの、ここまで7勝で2ケタ勝利に届くかどうか。
25セーブを挙げる岩崎も含め、この3投手がMVP候補になるだろうが、野手は18日時点で、21盗塁で盗塁王争いのトップを走る近本が得点圏打率もリーグトップの勝負強さで目立つくらい。4番の大山は打率.279、13本塁打、59打点。打撃のタイトル争いは蚊帳の外で、MVPというには物足りなさは否めない。各選手、帯に短したすきに長しで、票が割れる可能性もある。
他球団のライバルの存在も気になるところだ。17日に阪神相手に完封勝ちを収めた広島・床田(10勝3敗、防1.90)は投手3冠を視野に入れているし、32本塁打でタイトル争いを独走し、打点王も射程圏の巨人・岡本(打率.296、74打点)も、このまま打ち続ければMVP候補に浮上しそうだ。