日大・林理事長vs澤田副学長「内紛勃発」…アメフト部薬物問題対応を巡る“コソコソ会談”の音声流出
そんなことをしている場合か
まさに「責任」のなすりつけ合いだが、林氏は8月8日に行われた会見で、澤田氏の「空白の12日間」について、報道陣から「対応は適切だったと考えているのか」と問われ、「はい、考えております」と答えていた。
長年、日大アメフト部を取材してきたスポーツライターの津田俊樹氏が「酷い話ですね。2人とも大学や学生のことは二の次で、自分の保身しか考えていない」と、こう続ける。
「本来なら迅速に事実関係を明らかにして、失った信頼を回復すべき立場の2人が、ますますイメージを悪化させるようなことを裏でコソコソやっていた。これでは組織として成り立ちません。副学長は元検事ですが、もしもの時のために会話を録音していたのでしょう。一方、理事長も大学トップとして見識が疑われるような発言を繰り返しています。こんなやりとりが公になったら、大変な事態になることが分かっていない。理事長と副学長がするような会話ではありません。田中英寿理事長時代と体質は何も変わっていません。最大の被害者は学生です」
自己保身と交付金欲しさのために内輪もめをしている場合ではない。