著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

米球界を悩ませるイスラエルとハマスの軍事衝突 暴力や憎悪を否定する声明を出した裏側

公開日: 更新日:

 今年10月7日に起きた、武装組織ハマスによるイスラエルへの奇襲は、侵攻の開始から20日以上を経た現在も解決の兆しが見えない。

 自国に対する攻撃に徹底して報復することで、相手によるさらなる侵攻を抑止する効果があると信じるのがイスラエルである。

 しかも、ハマスによる侵攻を受けて動員した予備役も、普段はそれぞれの仕事があるなかでの招集となる。そのため、長期にわたる動員はイスラエル社会の日常生活の混乱をさらに加速させることになりかねない。

 こうした状況から、現在は予告しながらも決行を見送っているイスラエルによるハマスへの地上侵攻も、遠からず実施されることだろう。

 このような情勢は、米国のスポーツ界とも無縁ではない。

 例えばメジャーリーグサッカー(MLS)は、イスラエルとハマスの武力衝突を受け、観客が競技場内で中東情勢に関する何らかの主張を記した旗やティフォ、バナーなどを掲示することを禁止する暫定措置をとっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走