清本美波プロテスト単独首位合格までの二人三脚…キャディーの父が明かす「嬉しさと寂しさ」
ニューヒロイン誕生の予感だ。
3日、日本女子プロゴルフ協会による2023年度の最終プロテストが行われ、21人が狭き門を突破した。試験前からぶっ千切りの注目を集めていた現役女子高生で22年全米女子アマ優勝の馬場咲希(18=代々木高)は通算12アンダーの2位タイで合格。その馬場を抑え、通算17アンダーでトップ合格を果たしたのが誉高(愛知)の清本美波(18)だ。名前は一躍全国区になった。
「成績もですけど、尊敬される選手に。上に行けるように満足せず進化したいです」(清本)
愛知県一宮市で3人姉弟の第1子として生まれた清本がゴルフを始めたのは6歳の頃。父の宗健さん(45)がこう振り返る。
■「サーファーにしたかった」
「僕が付き合いでゴルフを始めたばかりの頃、美波が練習場に付いてきたんです。試しにやらせてみたら、えらく気に入ったようで。美波がゴルフを始めたきっかけです。本当はサーフィンをさせたかったんですよ(苦笑)。もともと僕が大好きで、全日本選手権に出たこともある。『美波』という名前はサーフィンが由来です。でも、3歳ごろに初めて海に連れて行くと、ビーチの砂浜の熱さで泣き出してしまい、それがトラウマになったようで……。他のスポーツはダンスや水泳、プロテクターをフル装備させてスケボー、ストライダー(自転車競技)などもさせましたが、本人はゴルフが一番しっくりきたみたいです」