一部ジュニアに苦言を呈する「故意のルール違反」はドーピングと同じ、即刻やめて
31日から今年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテスト(4日間)が行われる。101人が出場し、20位タイまでが合格。毎年600~700人以上が受験して合格率3%前後の狭き門だ。
■高校生に話を聞くと…
男女とも幼少時からプロを目指す者は多いが、先日、顔見知りの高校生から「ルールを守らないゴルファーが増えている」という話を聞いた。例えば、ある女子高生はルール違反の疑惑が何度も取り沙汰され、公式の大会ではすべてのボールに「1」「2」「3」「4」……とシリアル番号をつけられ、OB方向に飛んだ打球はマーカーが一緒に捜しに行くことになったという。
「そういう選手と同組で回ると、“そちら”が気になってプレーに集中できないんです」と、前述の高校生は漏らしていた。
そんな話を聞いた数日後、「身内」でもまさかの事件が起きた。私が監督を務める専修大学ゴルフ部内で、大会の出場選手を決めるスコア取り(内部選考会)で1年生にルール違反があった。公式競技なら大問題になっていただろう。