DeNA今永昇太“145億円争奪戦”の行方を専門家が読み解く 大谷ドジャース入りでグッと進展
日本でこれだけの三振を取れるということは、より積極的にスイングするメジャーではさらに三振が取れるはずです。
■不安要素は3つ
ただ、気になるのは防御率と、被本塁打数です。
日本では22年に防御率2.26をマークしたのがキャリアハイ。通算では3.18と3点を超えている。今季は被本塁打数17はリーグワースト2位と、一発を浴びやすい傾向がある。いわゆる投げミスを痛打されることもある。
メジャーではもっと三振が取れる、と言いましたが、これは裏を返せば、少しくらいストライクゾーンを外れた球でも平気で振ってくるから。
失投を含めた中途半端なボールは、パワーでスタンドに持っていかれる危険があるといえるでしょう。
また、登板イニング数もそれほど多くないため、中4日ローテに耐えうるのかは未知数なところがあります。
キャリアハイは19年の170イニングで、ここ2年間も、22年143.2回、23年148回と規定投球回をギリギリでクリアする形です。