DeNA今永昇太“145億円争奪戦”の行方を専門家が読み解く 大谷ドジャース入りでグッと進展
大谷翔平のドジャース入りで、DeNAからポスティングでメジャー移籍を目指す今永昇太(30)の交渉が進展しそうだ。
日本球界屈指の先発左腕を巡っては、すでにメジャー10球団以上が獲得に関心を持っている。米メディアの中には、FA市場に先発投手が少ないこともあり、1億ドル(約145億円)規模の契約となるとの見方もある。
「メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)の編著者でMLBに詳しいスポーツライターの友成那智氏が今永争奪戦の展望を分析した。
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左の好投手は完全に売り手市場です。資金力がある球団は確実に獲得に乗り出すでしょう。
例えば、ブルージェイズは先発ローテ投手が全員右投手です。ヤンキース、レッドソックス、メッツ、カブスあたりも動くと見ています。カブスもこのオフ、先発ローテ投手が2人抜け、先発投手を積極的に取りに行っています。
今永は通算のWHIP(投球回あたりの与四球・被安打数の合計)が1.12と優れており、今季、最多奪三振のタイトルを獲得したように奪三振率(9.16)も高い。