大谷翔平に移籍話なら契約破棄に現実味 引く手あまたの編成トップは引き抜きの噂絶えず
長年、ドジャースを取材する米放送関係者がこう言う。
「大谷が入団会見で『全員が勝ちに対して同じ方向を向いている』ことがド軍入りの決め手になったと話していましたが、これはフリードマンの方針がメジャーから傘下のマイナーまで徹底されているからでしょう。フリードマンは編成などのフロント業務をこなすだけでなく、現場の監督、コーチ、選手と積極的にコミュニケーションを図って意識付けを徹底している。プレースタイルがチーム方針に合致しない選手には自ら説得を試みることもある。選手獲得に資金を投じているのは事実だが、チームが向かうべき方向性を重視するフリードマンのブレない姿勢がドジャースの強みでもある」
■現職にとどまる保証はない?
大谷は契約のオプトアウト(契約破棄)条項に、マーク・ウォルター・オーナーとフリードマン編成本部長の退任を契約に盛り込んだ。入団会見で「ドジャースに入団すると同時に、メインのお二方と契約する形ですし、そこがもし崩れるのであれば、この契約自体も崩れる」と説明したが、フリードマン編成本部長が現職にとどまる保証はない。