性加害醜聞の伊東純也“逆告訴”で徹底抗戦の構えも…W杯アジア2次予選「不参加」に現実味
事態が泥沼化してきた。
アジア杯(カタール)に出場中の日本代表。現地時間1日午前中、日本サッカー協会(JFA)はアジア杯に同行している伊東純也(30=スタッド・ランス)の代表離脱を発表しながら同日午後に急きょ、この日はチームを離脱しないと訂正した。2日に改めてチームに残留する方向で調整するというが、JFAは当初、離脱理由について「心身のコンディションを考慮した」とコメントしていた。週刊新潮に報じられた女性に対する性加害問題が影響しているのは間違いない。
伊東は先日、女性2人から「性加害を受けた」として刑事告訴され、これが受理されているが、代理人弁護士はこの日、性加害はなかったとして、大阪府警に虚偽告訴容疑で“逆告訴”。これが受理され、事実関係を巡って徹底的に争う構えを見せたのだ。
「伊東の離脱騒動は、スポンサーやチームに悪影響が及ぶことを配慮したものでしょう。アジア杯は同行させる方針というが、3月に控えるW杯アジア2次予選の出場も危ういかもしれない」とは、マスコミ関係者。
「告訴、告発が警察に受理されてから処理されるまで、数カ月単位の時間を要することも珍しくない。事件の内容等によって処理期間に差はありますが、昨年、ソフトバンクホークスの山川穂高(当時西武)が知人女性への強制性交容疑で不起訴処分となったケースでは、知人女性が被害届を提出して書類送検されるまで約5~6カ月、書類送検から不起訴処分が出るまで3カ月を要した。伊東の場合、週刊新潮によると、相手女性の刑事告訴が大阪府警に受理されたのは1月18日。起訴、不起訴の判断が出るのは、かなり先になります」
しかも伊東は、無実を主張して刑事告訴をした。
「伊東が不起訴となればともかく、裁判に発展すれば長期化は避けられません。代表でのプレーはもちろん、所属チームであるスタッド・ランスとの契約問題にも影響しかねません」(同)