香港でのメッシ欠場騒動が拡大…中国での3月アルゼンチン代表戦が中止に
3月に中国で予定されていたサッカーの国際親善試合、アルゼンチン-ナイジェリアがメッシの欠場騒動を受けて中止となった。会場となる杭州市が「親善試合を開催するのに、機は熟していない」との声明を出した。
問題となったのは、米メジャーリーグ・サッカーのマイアミが4日に香港で行った地元チームとの親善試合。マイアミ所属のメッシは「脚の不調」を理由に欠場したが、事前に知らされていなかった観客の一部が「返金しろ」などと叫び、約4万人が集まったスタジアムは騒然となった。試合後には、香港政府トップの李家超行政長官が「失望」を表明した。
試合チケットは880~4880香港ドル(約1万7000~9万3000円)と高額。メッシ目当てに中国大陸から「遠征」したファンも多かった。さらに、メッシが7日に日本で行われた試合に出場し、不調を感じさせないプレーを見せたことで、中国のファンの怒りが再燃。SNSには「中国蔑視だ」「政治的な理由か」といった不満や臆測のコメントがあふれた。