渋野日向子が「今季こそ期待できる」理由を専門家が解説 初戦2日目に「66」と爆発!
【ホンダLPGAタイランド】第2日
「今季は期待できる」
そう思わせたのが、ホンダLPGAタイランド2日目(タイ・サイアムCC=6576ヤード、パー72)の渋野日向子(25)だ。
イーブンパー51位からの10番スタートでいきなりバーディー。4つのパー5すべてでスコアを伸ばし、7バーディー1ボギーの66と爆発。通算6アンダーは首位に4打差の17位に浮上した。
昨年は再び青木翔コーチの元を離れ、上田桃子(37)や吉田優利(23)などを指導する辻村明志コーチに師事。今季初戦となる今大会は、昨年よりトップの位置がやや高くなった。アドレスに入るとバックスイングでクラブをインサイドに引かぬよう、縦の動きを意識するルーティンを行ってから、スイングをスタートしている。
渋野の新しいスイングについて並木俊明プロがこう語る。
「昨年はトップの位置が低かった。バックスイングをインサイドに引き、とくに長クラブはインパクト前に寝てしまい、ボールに対してヘッドが下から入っていた。ボールは上がらないし、つま先下がりや左足下がりのライでボールがつかまらなかった。体にキレがあるときはまだいいが、腰が止まると左へいくし、それを警戒すると、今度は右へミスする。その繰り返しだった。今は申ジエのようにアイアンのヘッドを上から入れたいのでしょう。スイング前のルーティンからそれが伝わるし、実際に去年より打ち方はよくなっている」