試合ガタ減り、選手クーデター未遂…“不毛の8年”で晩節汚した青木功JGTO会長ついに退任

公開日: 更新日:

「不毛な8年間だった」

 男子ツアーの関係者がこう吐き捨てた。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(81)が昨4日、東京都内で開かれた退任会見で「日本選手が国際的に活躍する機会を増やすことができた」と4期8年間の成果を口にしたことに、

「確かに、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、韓国などの海外ツアーとの提携、共催は実現しましたが、欧州DPワールドツアーとの共催大会『ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!』にしても、欧州ツアーとの折衝、交渉はスポンサーのISPSに丸投げで、JGTOと青木会長はそれに乗っかっただけというのが実情です。在任中、足元の国内男子ツアーは試合数の減少を止められず、今年も前年から3試合減となる史上最少の23試合。ビジネス感覚もなければ交渉事も苦手で、サポートする人材もいなかったのが致命的だった。失われた8年ですよ」

 と、呆れるのだ。

 青木会長はこの日の会見で、右肩下がりの試合数に関し「増やすことができずに本当に悔しい」と話したものの、8年前の就任会見では「青木功が言うのなら、1つでも(試合を)やってみたいなというスポンサーが出てくれたらいい。1つでも2つでも増える方向に持っていきたい」と“世界のアオキ”の知名度を鼻にかけていたが、ついぞそんなスポンサーは現れなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇