岩井千怜トーナメントレコード圧巻V! パリ五輪出場より目標の「年間女王」に現実味
【ダイキンオーキッド女子ゴルフ】最終日
昨年以上の活躍を期待するファンは多いだろう。
通算13アンダーの単独首位発進の岩井千怜(21)が67で回り、トーナメントレコードを更新する通算18アンダーでツアー通算5勝目を挙げた。
「パリ五輪を頭に入れながらプレーしていた」という岩井だが、3日現在の世界ランキングは日本勢8番手の66位。最大4枠、最少2枠の代表入りはかなり厳しい位置にいる。
「その通りですが」と、あるツアー関係者がこう語る。
「千怜は今年、姉の明愛と新しいプロジェクトを発足させ、今季姉妹が獲得したバーディー数、イーグル数などに応じた金額を能登半島地震の被災者へ義援金として寄付することにした。これが今季最大のモチベーションになっているといいます。子供の頃から困っている人を助けるために何かできないかと考えてきた2人ですからね。千怜は攻撃的なゴルフが持ち味で、今大会でも18番(パー5)で直ドラを見せた。一方、バーディー欲しさにパー5で無謀な2オン狙いはしない。その冷静さも強みです」