岩井ツインズの姉・明愛 海外メジャー直前に完全復活の狼煙を上げられるか

公開日: 更新日:

 今季初Vで連覇なら最高だろう。

 12日開幕のKKT杯バンテリン女子オープン(熊本空港CCカントリークラブ=6518ヤード・パー72)で連覇を狙うのが岩井明愛(21)だ。

 昨年の大会でツアー初V。妹・千怜と双子そろっての優勝は史上初だった。明愛はその後、9月に2週連続で初日から首位を守る「完全優勝」を達成。トップ10入り18回でメルセデスランキングを3位としてシーズンを終えた。

 迎えた今季、千怜は開幕戦を制し、6試合でトップ10入りがすでに3回あるが、明愛はアクサレディスで6位に入った1度だけ。開幕2戦目の明治安田レディスでは、初日に80と大きく崩れ、昨年8月のCAT女子以来の予選落ちも喫した。妹に比べて元気がない。

「原因はパットです」と、ツアー関係者がこういう。

「相変わらず飛距離(250.61ヤード=6位)は出るし、今季もパーオン率は1位です。前週は姉妹で同組になり、笑顔でプレーしていましたし、体調が悪いという話も聞きません。でも、ティーショットがラフに行くことが多く、バーディーを取りやすいラインに乗らない。どの大会でもパッティングのタッチが合わないようでしたね。先週は最終日にボギーフリーの67で31位から12位へ順位を上げ、らしさを見せた。来週は海外メジャーのシェブロン(選手権=テキサス州ザ・クラブ・カールトン・ウッズ)に『3月の世界ランク40位以内』の資格で出場する。今週はいいイメージが残るコースで大会連覇を達成し、気分よく渡米したいはずです」

 開幕前日に明愛は「最近はショットもパターもだんだん良くなってきている」といった。本人も「ツインズ」ファンも願うのは姉妹での優勝争いだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース