フィギュア宇野昌磨 電撃引退の裏に新星マリニンとの実力差…また稼ぎ頭失った連盟は先行き不安
フィギュアスケート男子の2018年平昌五輪銀メダリストで、世界選手権を連覇した宇野昌磨(26)が9日、自身のSNSで現役引退を表明した。
「5歳の時にスケートと出会い、21年間続けることができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝している」などとつづり、14日に記者会見を開くという。
五輪、世界選手権、GPファイナル合わせて13個のメダルを獲得。16年には史上初の4回転フリップを成功させたが、皮肉にも自身が口火を切ったジャンプの高難度化がスケーター寿命の短縮につながった。
銅メダルに終わった22年北京五輪以降、宇野が度重なる故障に苦しむ間、イリア・マリニン(19=米国)が台頭した。「4回転半の神」を自任するマリニンは22-23年シーズンに史上初めてクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に成功。今では全6種類の4回転ジャンプを駆使し、今季は前人未到の5回転の実施を視野に入れている。
宇野をジュニア時代から取材するスポーツライターがこう言った。