阪神岡田監督の去就を左右する親会社、後継者事情、健康問題、糟糠の妻・陽子夫人

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 岡田彰布監督(66)は今季が2年契約の最終年。昨季の実績からして続投がスジだろうが、「去就は親会社である阪急阪神HDの角会長と阪急側の杉山オーナーの動向次第」とは、関西の財界関係者。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

 仮に岡田監督が今季限りで勇退となれば、後任は誰になるのか。

「平田勝男ヘッドコーチ(64)、今岡真訪打撃コーチ(49)が候補に挙がりそうです」と、コーチ経験がある球団OBがこう続ける。 

「岡田監督は角会長から後継者育成を託されている。そうなると、現場からの昇格が基本線になるのではないか。平田ヘッドは22年オフに球団が監督候補に推していましたし、岡田監督とは現役時代から同じ釜の飯を食う間柄。岡田監督の前任時(04年から08年)もヘッド、二軍監督を務めている。この2年はグラウンド内外でボスの岡田監督を支え、もっとも『岡田イズム』を熟知している人物です。

一方の今岡コーチは03年、05年のV戦士であり、ロッテでも一軍ヘッド、二軍監督を経験している。若返りという意味でも適役です。現役時代から岡田監督には目をかけられ、今岡コーチ自身も恩義を感じている。しかし、問題は今季の阪神が一向に貧打を解消できないこと。当然、今岡コーチにも責任が求められる。打撃コーチとして打線を立て直せるかどうか、手腕が問われています。その結果次第で後任候補から外れる可能性はゼロではない。あるいは、今岡昇格は時期尚早として岡田監督が続投し、さらに帝王学を学ぶ流れも考えられます」

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