「10番の血を引く絶滅危惧種」「ルマンの太陽」...移籍先フランスで日本人選手を見る目を大きく変えた
瞬く間にチームの主軸となり、1年での1部復帰の原動力となった。
05~06年シーズンから3年間、欧州5大リーグで活躍。20年前、フランスでプレーしていた線の細い日本人がここまで異彩を放つとは一体、誰が想像しただろう。
松井は異国の人々の見る目をガラリと変えたのである。
▽松井大輔(まつい・だいすけ) 1981年5月11日、京都府生まれ。43歳。2000年に鹿児島実業高からJ京都入り。フランスのルマンを皮切りに6カ国.13クラブを渡り歩いた。YSCC横浜ではフットサルチームにも所属してFリーグに出場。「二刀流」をこなした。04年アテネ五輪出場。10年南アフリカW杯ベスト16。24年4月から横浜FC、浦和の育成部門でコーチを務める。