男子ゴルフ松山英樹 8アンダー単独首位発進も…ファンは「パット合戦」で物足りない?
【パリ五輪】男子ゴルフ
今回の会場はフランスを代表するコース。中継で初めて目にしたファンがほとんどだろう。各ホールはほぼ平坦で樹木がほとんどなく、長いフェスキュー芝のラフはスコットランドのリンクスを彷彿とさせる。一方、10ホールが池絡みで、米国のコースのようでもある。初日は風もなく気温は20度前後。絶好のゴルフ日和で選手たちは気持ちよくプレーした。
そこで松山英樹(32)はボギーフリーの8バーディー。「63」のビッグスコアで単独首位。これ以上ない好スタートを切った。中島啓太(24)は1アンダー29位で初日を終えた。
それにしても、大会初日を観戦したファンには、少々物足りなかったのではないか。距離が短いコースで第1打にドライバーを使うホールは3~5ホール程度。パー4ならアイアンやウッドでフェアウエーに置き、ミドルアイアン以下でグリーンを狙える。さらに、グリーンに着弾したボールはよく止まり、自ずとバーディーチャンスが多くなる。五輪はゴルフに関心のない人も観戦するのに、パット合戦では興味が失せるというものだ。
「それは心配ないですよ」というのは、欧州シニアツアーに参戦経験がある並木俊明プロだ。