「奇跡の女」が見据える「奇跡の続き」…鈴木聡美が競泳史上最年長33歳にして200m平泳ぎ4位!
【パリ五輪】競泳女子200m平泳ぎ
日本競泳史上最年長で五輪切符を手にした鈴木聡美(33)の奇跡は終わっていなかった。
2日の200メートル平泳ぎで銅メダルを獲得したスハウテンに1秒49差の4位と大健闘。3個のメダルを獲得した2012年ロンドン大会以来となる決勝レースを2分22秒54のタイムで泳ぎ切り、今なお進化する泳ぎを世界に見せつけた。
前日の準決勝のタイムは2分23秒54で決勝進出者の最下位。
「正直、怖かったです。なぜ、私(が決勝進出)なんだ、と不安だった。200メートルは苦手意識があり、心細かった」
極度の緊張に襲われながら、そこは経験豊富なベテランだ。
「選考会(2分23秒09)より速く泳ぐという最低限の目標は達成できた。自分に拍手です」
と、会心の泳ぎに笑顔を見せた。
12年ロンドン大会で3度も表彰台に立ったものの、16年リオ大会ではメダルなしの惨敗。21年の東京大会では代表入りすら逃した。