女子レスリング藤波朱理を支える華々しい人脈…中学から負けなしの金メダル大本命
「(伊調)馨さんは本当に強くて、馨さんからポイントを取れたら、53キロ級の世界のどの選手からも取れると思う。馨さんが実際に組んでくれて『ちょっと左右の動きが足らんのじゃないの』『ポイントが足らんのじゃない?』などと感じたことをアドバイスしてくれるのはありがたいです。(五輪4大会出場の)馨さんは大きなものを背負って自分の比ではないぐらいのプレッシャーだったと思うし、自分はまだちっぽけだし、まだまだこれからだなと。馨さんに比べたら自分のプレッシャーなんて苦にならないと感じています」
「金メダルを取ることしか考えていない」ときっぱりと言い切る藤波にとって最大のライバルとなるのが、21年の23歳以下世界選手権(セルビア)優勝のルシア・ヤミレス・イェペス・グズマン(23=エクアドル)だ。藤波が制した昨年の世界選手権準々決勝で序盤に5点を先制される苦戦を強いられたのだ。
「グズマン戦では自分の悪いところが全て出た。あの経験ができたのは大きかった。今もあの試合の動画を見てから練習することも多いです。グズマンとはパリで再戦したいですね」