一軍復帰のDeNA筒香嘉智《ここでやらなきゃいつやるの?》途中加入で破格の「年俸3億円男」逆襲なるか
あの男が帰ってくる。
7月5日に左肋骨の疲労骨折で登録を抹消されていたDeNA・筒香嘉智(32)の一軍復帰が決定。三浦監督が昇格を明言していたきょう16日の巨人戦は台風の影響で中止が決まったものの、優勝争いから脱落しかけるチームの切り札として期待がかかる。
4年間の米球界放浪を経て、古巣DeNAに復帰したのが開幕後の4月16日。一度は巨人入りを決断しながら、ベイスターズファンの熱烈ラブコールもあって土壇場でひっくり返した。それだけに、1673日ぶりの一軍戦となった5月6日のヤクルト戦で逆転3ランを放つや、ファンは大興奮。「Vの使者」の雰囲気が漂った。
「その後の落差が大きかった。日本の投手の球筋や変化球に順応できず、38試合の出場で打率.206、6本塁打、18打点と不振が続き、ベンチを温める試合が増えた。ファンの支持と元主砲の存在感があるだけに、その扱いに苦慮していた首脳陣からすれば、骨折による離脱は不幸中の幸いという側面もあった。筒香の年俸はシーズン途中の加入選手としては破格の3億円。3年契約で2年目まで3億円が保証される。それだけのカネをもらっているのですから、ここでやらなきゃいつやるの? でしょう」(球団OB)