全英女子オープン開幕 憧れの聖地で優勝を争える選手はいるのか? 日本勢史上最多19人出場
今年の大会は世界最古のゴルフ場として知られるセントアンドルーズ・オールドコース(6784ヤード・パー72)。日本選手は史上最多の19人が、ゴルファー憧れの聖地に入った。
今季は5つある海外メジャーのうち、笹生優花(23)が全米女子オープンを制し、古江彩佳(24)がエビアン選手権に優勝。山下美夢有(23)は全米女子プロとパリ五輪で優勝を争い、渋野日向子(25)も全米女子オープン2位と見せ場をつくった。
笹生、古江、渋野は米女子ツアーのメンバー。「国内組」の山下も2年連続年間女王の実力者だ。
一方、国内ツアーを主戦場にする選手たちは苦戦が予想される。昨年の大会も過去最多の16人の日本勢が参戦。会場となったイングランドのウォルトンヒースGCは、海沿いのリンクスではなく、内陸の林間コースで、日本選手はプレーしやすいといわれていた。そこで10人が予選を通過したものの、ベスト10入りは皆無だった。
前回、セントアンドルーズで開催されたのは2013年。そこから昨年までの記録を見ると、日本選手は延べ102人が出場。ベスト10入りは19年優勝の渋野を含めて延べ8人。1大会で2人以上10位以内でフィニッシュしたのは22年、13年の2大会しかない。