キャディー人生で最大の失敗劇…本当は思い出したくないけれど、そのすべてを話します
みなさん、こんにちは! プロキャディーの梅ちゃんこと、梅原敦です。よろしくお願いします。
1998年、アルバイトで藤田寛之プロのバッグを担いだことをきっかけに、翌99年から藤田さんの専属キャディーになりました。2014年にフリーになってからは、多くのプロとのコンビで優勝の喜びにも浸り、海外メジャーの厳しい戦いも経験しました。
感動のドラマはおいおいお話ししますが、今回は25年にわたるキャディー人生で最大の失敗劇を振り返ります。本当は思い出したくないんですよ。
あれは、新海美優プロとタッグを組んだ17年の女子ツアー「ニチレイレディス」でした。
「一緒に頑張って優勝しよう」
実質プロ3年目の美優ちゃんに、そう言って初日を迎えると、3アンダー8位と好スタートを切りました。2日目もボギーなしの68。通算7アンダーで2位浮上です。最終日は通算11アンダーのテレサ・ループロと緊張の最終組。美優ちゃんは前半の3バーディーで1打差まで迫りますが、12番、13番の連続ボギーで再び4打差。それでも「残りホール全部バーディーを取ろう」と励まし、3打ビハインドで17番(178ヤード・パー3)のティーイングエリアに立ちました。