ラフ地獄の日本シニアOPで「ゴルフの基本」を痛感…求められる強い体と無駄のないスイング
そのために必要なのは、強い体と無駄のないスイングです。クラブが進化しているとはいえ、飛距離を追えば体には負担がかかります。4日間72ホールで一度もラフに入れないことも難しい。体の大きな欧米選手なら太い腕だけで粘りのあるベント芝のラフから脱出できるでしょう。日本選手も1日18ホールはゴルフになっても、2日目や3日目は同じスイングができず、故障の原因にもなる。体を鍛えている松山英樹でさえ、首や背中などの故障を抱えながらプレーしているのが現実です。
先週は岩井明愛、千怜の双子の姉妹が来季の米女子ツアー参戦を目指し、12月の最終予選会の挑戦を表明しました。この流れはますます加速するし、男子の海外志向も高まるばかりでしょう。
トレーニングを怠らず、無駄な力、動きのない効率のよいスイングでティーショットの飛距離アップと精度を追求する。それが世界で戦う近道です。