松山英樹は爆弾抱えて最終戦「ツアー選手権」に…満身創痍での強行出場は“カネより名誉”
【米国男子プレーオフ最終戦ツアー選手権】第1日
気持ちはわかる。
プレーオフ初戦の「フェデックス・セントジュード選手権」に優勝した松山英樹(32)は、年間ポイントランク3位で第2戦(BMW選手権)に臨み、初日は首位に1打差の5アンダー2位で終えたが、2日目のスタート前に腰痛で棄権。それでも、同ランク上位30人によるハンディキャップ制の最終戦はトップのS・シェフラーから3打差の3位、7アンダーからスタート。逆転で「年間王者」を狙う。
松山にしては今回の強行出場は異例の決断だ。前週の棄権は腰痛だけでなく、風邪も患っていたことから、「その影響で背中と首も痛くなった」という。
「腰は少しずつよくはなっているが、まだ50%、60%くらいで不安はある」としつつも、「これが終わったら(世界選抜で出場する団体対抗戦の)プレジデンツカップと、あと年内は1試合か2試合。無理してもやりたい」と言うのだ。
この最終戦に優勝すれば「年間王者」として2500万ドル(約36億円)の超ビッグなボーナスと5年シードも獲得する。「腰や首が少々痛くても、休んではいられない」というのが本音だろうが、かといって大金欲しさに「無理」をするわけではないようだ。
国内のツアー関係者がこう言う。