来季米国挑戦の置き土産…岩井明愛・千怜ツインズが揃って狙える「勲章」とは?
達成すればあっぱれだ。
20日開幕のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(宮城・利府GC=6638ヤード、パー72)は、ディフェンディングチャンピオンの岩井明愛(22)が2週連続で大会連覇を狙う。
その明愛と妹の千怜(22)は先週の11日、米女子ツアーの来季出場権をかけた12月の最終予選会にエントリーしたことを発表した。
今年は9人の日本勢が同ツアーに参戦している。岩井姉妹はともにツアー6勝の実績がある若手の成長株。予選会の通過は間違いないとすれば、国内でフル参戦するのは今年が最後となる。
現在の国内メルセデスランクを見ると、明愛は4位、千怜5位。年間女王も狙える位置にいるが、トップに立てるのは1人だけ。仲良く姉妹で頂点というわけにはいかない。
「そこで狙っているのが2人揃っての勲章ではないか」と、ツアー関係者がこう言う。
「年間平均スコア60台です。2019年に申ジエが国内女子ツアー史上初の60台(69.9399)をマークし、女子プロも新時代に突入した。実際、22年から山下(美夢有)が2年連続60台をマークした。これまで年間60台を記録したのはこの2人しかいない。ただし、19年の申ジエは27試合86ラウンド(R)での記録だが、山下はいずれも33、32試合で108、104.5Rでの記録です。トッププロでも年間60台は難しいし、それだけ名誉なことなのです」