著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

自然災害、老朽化で使用禁止になる球場は少なくない…かつては「あわや大惨事」のコンクリート崩落事故も

公開日: 更新日:

 先月上旬、ハリケーン・ミルトンが米フロリダ州を襲い、レイズの本拠トロピカーナ・フィールドのグラスファイバー製の巨大な屋根が吹き飛ばされた。

 この球場を所有するセントピーターズバーグ市の発表によると、復旧には5570万ドル(約84億円)が必要で、時間もかかるため来シーズンの使用は不可能。レイズは同じタンパ地区にあるジョージ・スタインブレナー・フィールドを年1500万ドル(約23億円)でスタインブレナー家から借りて来季の本拠地とすることになった。

 メジャーの球場が自然災害によって大きなダメージを被ったケースはほかにもある。1994年1月にロサンゼルスでノースリッジ地震が発生した時は、エンゼルスの本拠地アナハイム球場のレフトスタンドに設置された巨大な電光掲示板が崩落。観客席も1000くらいが破壊され、がれきの山と化した。被害総額は300万ドルを超えたが、復旧作業が急ピッチで進められた結果、エンゼルスは予定通り4月11日にホーム開幕戦を迎えることができた。

 地震による被害と聞くと、メジャーリーグの歴史に詳しい方は89年のワールドシリーズ期間中に発生したロマプリエタ地震を思い浮かべるのではないだろうか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」