広島が最後にすがるマエケン復帰…主力続々流出のジリ貧で「男気フィーバー」再びあるか
広島の九里亜蓮(33)が電撃移籍である。
メジャー移籍を視野に入れ、海外FA権を行使した右腕のオリックス入団が昨12日、球団から発表されたのだ。
昨年の西川に続く、オリックスへの2年連続FA流出。九里は2021年に13勝で最多勝のタイトルを獲得し、最近5年間の平均投球回数が145を超えるスタミナがウリ。広島にとっては同一リーグへの移籍でないことが救いだが、新井監督は頭が痛いだろう。
11日には契約更改交渉を終えた今季9勝の森下が、将来的なメジャー挑戦への思いを口にした。
「そういう気持ちはあるというのは前々から(球団に)伝えている。目標というか行きたい気持ちはあるけど、自分が入ってBクラスも多いし、優勝もしていない。まずは何が何でも来年優勝するために、原動力になれたら」
守護神の栗林も「(メジャーへ)いつかは行ってみたいという思いが芽生えている。実力と自信がついたら行ってみたい」と公言しており、広島は毎年のように主力流出の危機に直面している。新井監督と球団にとって、最後にすがりたいのは、元広島のエースで現タイガースの前田健太(36)ではないか。さる球界関係者がこう言った。