広島・九里亜蓮にメジャーでも通用しそうなバックグラウンド 海外FA権取得で米球界に興味津々

公開日: 更新日:

「向こうの野球に興味はある。そこまでのレベルに達せれば、という気持ちはあります」

 広島九里亜蓮(31)は海外FA権を取得した際にこう言った。

 今季は3年契約の2年目。仮にメジャー挑戦をするなら早くても来オフとなるが、7日の中日戦は5回7失点と打ち込まれたが、ここまで6勝(4敗)、防御率2.32の好成績を残しているだけに、あながち絵空事ではない。

 環境が変わっても活躍できそうなバックグラウンドもある。九里は米国人の父と日本人の母との間に生まれた。父のマーク・アントニオ・シェックさんは、米ブレーブス傘下の3Aで遊撃手としてプレーした元プロ野球選手。九里は少年時代、父とともに渡米し、1年間フロリダなどで暮らした。小学6年時に両親が離婚。日米間で離れ離れの暮らしとなったが、プロ入り後も自主トレを兼ねて父と会うため、米国を訪れている。

 その九里は亜大時代、こう言っていた。

「体は強いと思います。これまでケガをしたことがないんです。肩とか肘が痛くなったことも一度もない。これは父のおかげかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言