男子ゴルフ中島啓太 パリ五輪「短パン禁止」知らず…あわや失格でてんやわんや
松山英樹(32)が銅メダルを獲得した今年のパリ五輪ゴルフ。もうひとりの代表は、昨季国内ツアー賞金王で初出場の中島啓太(24)。49位と見せ場なく終わった。
中島は代表に決まった際には「オリンピックへ出場し、日本代表として日の丸のユニホームに袖を通せることを大変誇りに思います」と語っていたが、本番ではそのユニホームで失態を演じた。
練習日はショートパンツ(短パン)の着用が認められていたが本番はダメ。その「規則」が中島に伝わっておらず、初日、短パン姿で現れ、そのままスタートするつもりだったから大変。ロングパンツ(ズボン)を取りに行く時間はなく、急きょ丸山(茂樹)代表監督のはいているものを借りることになったのだ。中島の身長は178センチで、丸山監督より約10センチも高い。脚の長さもかなり違うはずなのに中島がはくと、なぜかサイズはほぼピッタリ。
「丸山監督は『長いパンツをはいていたから良かった』とか、『ボクは脚が長いんだよ』と言って笑っていたそうですが、五輪の晴れ舞台で、もしも『短パン失格』なんてことになったら、恥ずかしくて帰国できませんよ」と、ツアー関係者は笑う。