15年前の闇カジノ通いバラされた九重親方に「同情の声ナシ」も納得…犯していた「角界のタブー」とは
15年の時を経て、思わぬ「爆弾」が投下された。
16日発売の「週刊新潮」が、九重親方(元大関千代大海=48)が2010年に角界を揺るがした野球賭博騒動の渦中、闇カジノに通っていたことに加えて、親方株を担保に多額の借金をしていたなどと報じた。記事ではかつてのタニマチが実名で告発。野球賭博への関与で協会をクビになった元関脇貴闘力も、取材に答えている。
千代大海といえば、元横綱千代の富士の先代九重親方に厳しく指導され、2000年代を牽引した大関のひとり。大関在位65場所は歴代1位タイで、優勝も3回している。
引退は2010年。当時から九重部屋の後継者と決まっており、師匠が16年に早世した後、正式に部屋を継承した。
「九重親方はかつて闇カジノへの出入りを報じられ、これを否定していましたが、当時はそんな力士は枚挙に暇がないと言われた。全員処分していたらキリがないので、野球賭博関与者だけに絞った経緯がある」(角界OB)
23年には未成年の弟子による飲酒が発覚。この弟子は師匠から「死ねばよかったのに」という冷たい言葉をかけられ、泣く泣く引退。協会から師匠と弟子に謹慎処分が下されたのは、すべてが終わった後だった。九重親方自身はこの一件を報じた週刊誌の取材に「そんなことは言ってない」と話していたが、この弟子などから部屋内での未成年喫煙が常態化していたことを暴露された。