米ツアーデビュー戦は揃って予選落ちも…岩井姉妹の「本当の見せ場」はタイでの次戦

岩井明愛(左)、岩井千怜（Ｃ）日刊ゲンダイ

　今季から米女子ツアーでプレーする岩井明愛・千怜（22）の双子の姉妹。前週のデビュー戦は揃って予選落ちでファンをがっかりさせた。

　米ツアーがお休みの今週はサウジアラビアで行われている欧州ツアーの高額大会「PIFサウジ女子インターナショナル」に出場しているが、2人にとって重要なのは来週のホンダLPGAタイランド（20日開幕=タイ・サイアムCCオールドC）だろう。

　この大会は予選落ちがなく72人しか参戦できない。岩井姉妹は所属先がスポンサーになっているため、推薦出場で3年連続ホステスプロとして臨む。気合が入るのは当然だが、それだけが理由ではない。

　2022年、史上初となる姉妹同一年のシード権を獲得した2人は、翌年、この大会が海外ツアー初挑戦となったが、明愛は通算8アンダー38位、千怜2アンダー60位。22アンダーで優勝のL・ヴ（27）から大きく離され、実力差を痛感することとなった。

　すっかり国内の看板選手に成長した昨年も、優勝のP・タバタナキット（25）は21アンダー。千怜は14アンダー13位と健闘したものの、明愛は2アンダー60位と下位に沈んだ。