2025年明治安田Jリーグ「3強」を軸としたV争いの行方と見逃せない若手選手たち
13日のガンバvsセレッソの大阪ダービーで2025年の明治安田Jリーグが開幕した。トップ3の神戸・広島・町田は今季も優勝を争うのか? 見逃せない若手選手は誰か? サッカーダイジェスト元編集長・六川亨氏に占ってもらった。
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Jリーグ開幕を告げるスーパー杯・神戸戦でチームの充実ぶりを見せ付けたのが、10年ぶりの優勝を狙う広島である。
4年目を迎えるドイツ人のスキッベ監督の推し進める「攻撃サッカー」「規律の遵守」「若手の抜擢」が浸透。オフの積極補強も奏功してチームの厚みがグンと増した。
「磐田から新加入のFWジャーメイン良は、神戸戦にフル出場して得点こそ奪えなかったが、CFとしての能力の高さを存分に発揮。チームメートとの連係もスムーズだったし、献身的な守備も健在だった。2年目のMFアルスランは左シャドーから効果的な攻撃を繰り返し、右SB中野の積極果敢な攻撃参加も目立った。湘南から移籍した22歳MF田中はボランチで機能し、プロ2年目の18歳MF中島とのコンビプレーも冴えていた。3DFを形成する佐々木、荒木、塩谷の完成度の高さも光った。優勝争いをリードしていくと見ます」