新生なでしこが米国撃破で国際親善試合初V!キラリと光る「3つの勝因」
今大会の得点王.30歳FWの田中美南を相手ゴール前に、21歳FW藤野あおばを左の攻撃的ポジションに、20歳FW浜野まいかを右に配した3トップは、3試合を通して非常にアグレッシブに戦った。
中でも左右の若手サイドアタッカーは中盤の選手や攻撃参加した両サイドバックとの連係もスムーズだったし、攻撃面以外でも相手へのプレス、守備面でも効果的なプレーを見せていた。
これから国際経験を積んでいけば、もっと強烈なサイドアタッカーに成長し、なでしこを牽引していく存在に成長してくれるだろう。
若手と言えば、10代コンビからも目が離せない。
アメリカ戦の後半から出場した19歳DF古賀塔子は、大黒柱の27歳MF長谷川唯のFKを相手GKが弾いたところに詰め寄り、左足でGKの股間越しに決勝点を決めた。
2戦目のコロンビア戦では、19歳MFの谷川萌々子が強烈なミドルシュートを叩き込んだ。世界中の女子サッカー関係者を驚かせたはずだ。
試合後、主将のDF熊谷が「(ニールセン)監督から『相手を恐れずにチャレンジしながら勇敢に戦おう』と言われ、それが試合中に出せたことが良かった。もっと強いなでしこを見せられるようにしていきたい」とコメントしていたのが印象的だった。