「野球賭博はいなかった」は信じていいのか…バカ正直に名乗り出るわけがない
オンラインカジノの利用を自主申告した7球団14人の中に、野球協約第180条に抵触する行為はなかった、とNPBは説明した。
野球賭博などを禁止する180条に違反した場合、【1年以上5年未満の失格処分、または無期限の失格処分】と定められている。
「野球賭博に関われば、その延長線上で177条で禁じられる八百長行為もセットで疑われる。抵触した場合は【永久追放処分】の厳罰です。今回のような、『自主申告せよ』との呼びかけで、バカ正直に『野球に賭けました』と名乗り出る人間がいるとは思えません」
とは、さる球界OBだが、確かにそうだ。
10年前に発覚した野球賭博事件では、関与した巨人4選手のうち3人が無期失格、1人が1年の失格処分となっているだけに、なおさらだろう。 問題のオンラインカジノでは、警察庁のホームページでも、
<バカラ、スロット、スポーツベッティング等、その名称や内容にかかわらず、オンライン上で行われる賭博は犯罪です>