さとう宗幸さん(1)「青葉城恋唄」の1年後、仙台のゴルフ倶楽部のメンバーになってハマっていった
それから1年くらいしてからでしょうかね。家から近いこともあり、仙台市の泉国際ゴルフ倶楽部のメンバーになりました。若い頃にプロを目指したくらい力のある支配人がいて、その方から初めて本格的なゴルフ、マナーやエチケットから教わったんです。まず「他人に迷惑かけちゃいけない」と言われましたね。
乗用カートもまだない時代ですから、キャディーさんがよこすクラブをとにかく手に持ち、「まずはクラブを3本、4本持って走れ」と言われてラウンドするうちに、ちょっとスコアアップができるようになりました。
並行して上達に力を貸してくれたのは東北のトップアマだった板橋芳一さん。今、東北ゴルフ連盟の競技委員長をやっていますが、彼は「仙台南ゴルフガーデン」という練習場のオーナーもやっていました。最初の頃は練習場に行かなかったのですが、彼の練習場が家から近かったもので、泉国際のメンバーになってからは結構足しげく通うようになって、彼から教えてもらう機会も増えたんです。
「クラブが下りてくるのが遅いから、振り遅れ気味になって右に行く。インパクトの時はヘッドが先に行ってるようなイメージで打つんだよ」